-
お正月ですから、讃岐名物「あん餅雑煮」を頂きました。
2025年1月6日このお話は、昨日(1月5日日曜日)のことです。年末年始のお休みも終わり、お仕事も4日からスタートした筆者なわけですが、このお休みの時も様々な人と出会い、鍋やおせちにと色々ごちそうを食しておりましたが、ふとしたことが…。
「そういえば、雑煮を食べていない!」
そうなんです。お正月の時に人参や大根、それにおもちを入れて煮込んでいる「お雑煮」です。うっかりしていましたよ。そんなわけですが、今からお雑煮を作って食べようにも準備するものがない(じゃあ、なんで前もって作っていなかったのかい)ので、そうだ!お雑煮を作っているお店に行けばいいのではないか!ちょうど昨月に利用者さんが「日本各地のお雑煮を」のプレゼンを発表されていたのもあるし、せっかく香川県に居るわけなので、香川県のお雑煮「あん餅雑煮」を頂けるお店はあるでしょう!そんな気持ちでググってみたら…。
なんと、屋島山上にある「桃太郎茶屋」というお店のあん餅雑煮がおいしいらしい!
とあるじゃあないですか。でも、考えてみれば、屋島山上ですよ。屋島のふもとまではなんとかことでんに揺られて行けるでしょうが、それから…え~あの山を登るの~?
しかし、食べログの写真のあん餅雑煮を見ると、めっちゃおいしそうなんで!思い切ってことでんに揺られて行くことにしました。そして登ることにしました屋島を!まずは瓦町まで行って乗り換えて志度線のゆっくりとした電車に揺られること約14分ほど。潟元駅に着きました。
さあここからなんですよ、ここから。初めは平たんな道がずっと続き屋島の麓にある屋島小学校の頃から上り坂がきつくなってきました。少し歩くと、それはもう急こう配の上り坂が!一歩一歩足が震えながらも着実に進んで。(屋島の坂は最初だけであとからなだらかな長い坂が続きます)それを歩き続けること50分ほどで到着しました!
お目当ての「桃太郎茶屋」は屋島寺の山門の手前を左へ進み、しばらくすると展望スペースがあるのでそのあたりにあります。お店の前にこんな感じで看板があります。
お店に入って窓側の席に案内されました。お店の中は意外と広くきれいな空間。
メニューが小さく出されていて、あん餅雑煮があるじゃないですか。
ん?あん餅雑煮うどん?これもいいなあ。でも今日はあん餅雑煮を試してみようかな。さらに、筆者の中では珍しく感じた「飯だこおでん」も注文してみました。
注文を待っていると(筆者は開店して一番目に入店しました)、お客さんが続々と入店してきてあっという間に満席になっていまして、みなさんは口をそろえてあん餅雑煮を注文していました。
まずやってきたのは飯だこおでんです!
「最近は飯だこも取れないし取れても小さいものしか取れないから…」と店員の女性がおっしゃっていましたが、食感・味とともに最良のおでんでした!横にある酢みそをつけるとなおのこと!
そうしてやってきました!真打登場の「あん餅雑煮」がコチラ!
筆者は福岡県出身です(前から言っていますが)。福岡のお雑煮と言えばあご出汁にかつお菜、かしわに里芋というすまし汁なのですが、香川県に来て5年。来てからは毎年あん餅雑煮を食していますが(もちろん作って頂いたあん餅雑煮もとってもおいしいです)、そこはやはりお店のあん餅雑煮です。しっかりといりこ出汁を取り、金時人参や大根も少し塩気があり、とにもかくにもあん餅の上品さ!あんこが甘ったるいかと思えばそうではなく、ちゃんと白みそとのコラボレーションを演じている。これは屋島に上って来た甲斐がありました。