• 就労移行支援事業所から見る就職と就労の違い

    2023年11月7日

    私たちは就労移行支援事業所の職員として、障がいなどを持つ方々が一人ひとりの能力と興味に合わせた就労を実現するために支援をしています。今日は、「就職」と「就労」の違いについて調べてみました。この二つは、よく混同されがちな言葉ですが、それぞれには重要な違いがあります。

    まず、「就職」です。就職は一般的に、求職者が企業や組織に雇用され、正式な労働契約を結ぶ状態を指します。つまり、就職は「職」に就くことで、その仕事が長期間続くことを想定した状況を指します。具体的な業務内容や条件(給与、勤務時間、休日等)は契約によります。

    一方、「就労」はより広範な概念で、労働を行うこと全般を指します。就労は仕事をして収入を得る行為そのものであり、雇用形態(正社員、パートタイム、アルバイト等)は問いません。つまり、就労は就職を含むより広い範囲の活動を指します。

    就労移行支援事業所としては、利用者の方々が安定した就労を達成できるように、また就職を希望する方が希望に見合った就職ができるように、それぞれのニーズに応じた支援を行います。それは、社会スキルのトレーニング、職業訓練、就職活動の支援など、多岐にわたります。

    まとめると、就職はある特定の企業や組織に雇用されることを指し、一方で就労は労働行為そのものを指します。それぞれに異なるニーズがあり、それぞれに対応したサポートが必要となります。

    これらの違いを理解することで、利用者の方々が自分自身の目標を明確にし、自身の生活の質を向上させるための適切な選択ができるようになることを願っています。私たたちラレコルト高松瓦町は、その選択をサポートし、一人ひとりが自分らしい働き方を見つけられるように支援していきます。