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定着支援で変わる一人一人の働き方、ラレコルト高松瓦町の取り組み
2023年8月25日就労移行支援事業所ラレコルト高松瓦町では、就職された利用者の方々への「定着支援」も行っております。定着支援とは、新しく職場やコミュニティに参加した人々がその環境にうまく適応し、長期的に働くことができるように支援する活動です。具体的には、職場のルールや文化を理解するための研修、スキル向上のためのトレーニング、人間関係の構築を促す活動などが含まれます。
新たな職場に入った人がすぐに辞めてしまうと、その度に採用活動を行う手間やコストが発生します。定着支援は、そのような状況を防ぐためにも非常に重要です。
特に、ラレコルト高松瓦町が行っている定着支援は、障がいを持つ人々が一般の職場で働く際の支援を特に強化しています。これにより、個々の能力に合わせた働き方ができ、長期的に安定した雇用を得られる可能性が高まります。
今日は、定着支援を受けている利用者の方のお話を紹介します。この方は2020年8月頃、障がい者枠でご就職され、今も週20時間勤務で活躍しています。しかし先日、医師と相談の結果、薬を減らしたことで生活リズムが崩れました。この状況を会社に報告したところ、1ヶ月ほどの休暇をいただくことになりました。休暇中、この方は事業所を毎週5日利用し、自己学習や職員、他の利用者とのコミュニケーションに励んで安定を取り戻しました。1ヶ月間家に籠もるだけでは、より厳しい状況になっていたでしょう。
9月1日からの職場復帰にも不安は見られません。このエピソードを通じて、ラレコルト高松瓦町の定着支援がいかに重要で、どのようにして働く人々の生活を向上させるかがわかると思います。定着支援は単なる一時的な支援ではなく、人々が自分らしく、安心して働き続けられる基盤を築く役割を果たしています。