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実習への道、ラレコルト高松瓦町での支援と成長
2023年7月21日昨日、私たちの利用者の一人が職員の同行の下、一般企業の面接に参加しました。面接を終えて事業所に戻ると、彼女は興奮して「明日からでも実習を始めたい!」と話しました。相手企業も実習の受け入れに賛同してくれたようで、私たちは非常に喜んでいます。
彼女がラレコルト高松瓦町を利用し始めた当初は、生活リズムも整っておらず、体調やメンタル面も不安定で、どう対応していくかを良く話し合っていました。それでも就労したいという気持ちは強く、少しずつ前に進み事業所を利用していく中で学習目標を見つけ、気が付けば1年以上が過ぎていました。
彼女の支援員からは、「彼女が就労移行支援事業所を利用してもすぐに辞めるだろう」と思っていたので、1年間も続けたことに驚いている、との報告を受けました。そんな驚きの声が上がる一方で、彼女は数々の困難に直面し、困惑しつつも前向きに調整を行い、今日に至っています。
朝が苦手だった彼女は、早起きをして定時に通所する訓練も行い、このスキルを身につけることができました。しかし、就労し長期にわたって働き続けるための不安もあったので、午後からでも可能な仕事を探し、彼女に最適たと思われる仕事を見つけることができました。
これから早急に実習を計画し、最終段階へと移行する予定です。焦らず、確実に前進することを心掛けます。
また、別の利用者も事務系の職を希望しており、昨日訪問した新な企業から実習の受け入れ可能というお言葉をいただいたので、こちらも進めていきたいと思っています。
ラレコルト高松瓦町では、すでに一人の利用者さんが長期の職場実習を終え、雇用に向けた話し合いを行っています。また、現在、別の利用者さんが職場実習中です。
職場実習の組み込みは、利用者さんだけでなく、企業側にとっても有益だと考えております。そのため、これからも実習の受け入れを可能とする企業を探し続け、利用者さんたちの支援とフォローアップを行ってまいります。