• グループワークが大切だと思う理由

    2023年5月25日

    ラレコルト高松瓦町では週に2回参加希望者のみでグループワークを行っています。昨日は久しぶりにクラフトを行い盛り上がりました。グループワークを終えて感じたグループワークの重要性について少し語りたいと思います。

    まず初めに、就労移行支援事業所とは何かを簡単に説明します。障がいなどお持ちの方々が社会と職場にスムーズに適応するためのサポートを提供する場です。就労先にもよりますが、グループワークは重要な役割を果たす場合があります。その理由を3つに絞ってみました。 ①コミュニケーションスキルの向上

    グループワークは一緒に作業することでコミュニケーションスキルを高める絶好の機会です。一緒に目標に向かって努力することは、個々の能力だけでなく、他者と協力して問題を解決する能力を高めます。 ②チームワークの理解

    社会に出ると、多くの場合、他の人と協力して仕事をこなさなければならない場面が出てきます。グループワークはそのような状況を模擬的に体験するのに役立ちます。他人と共同で目標を達成するという経験は、自分自身の役割を理解し、他の人の意見やアイデアを尊重することの重要性を学ぶためのものです。 ③自己確認と自己啓発

    グループワークは自己の能力やスキルを確認し、新たな視点や技術を学ぶための場でもあります。自分の強みや弱点を理解することで、自己啓発に繋がり、自信と自尊心を高めることができます。 上記の内容から就労先によってはグループワークが大切だと考える理由です。グループワークは、社会や職場に適応するためのスキルを育てる重要な手段の1つです。それは、自分だけではなく他人と一緒に働くという、社会生活において不可欠なスキルを養うことができると思います。

    次に、就労移行支援事業所でのグループワークに参加される方は、より有意義なものにするために心掛けては…と言うお話しです。 ④明確な目標設定

    まず第一に、グループワークの目標を明確に設定しましょう。これは何を達成するためのものなのか、参加者が自分たちの役割を理解し、貢献するためには不可欠です。 ⑤積極的な参加

    グループワークはチーム全員の積極的な参加によって成功します。声を出し、アイデアを提供し、質問をすることが大切です。また、他のメンバーから学ぶためにも、意見を尊重し、異なる視点に耳を傾けることが重要です。 ⑥共感と理解

    グループワークの中で生じる困難や課題を解決するためには、他のメンバーの視点を理解し、共感する能力が必要です。他人の意見を受け入れ、理解し、共有することがチームとして成功への道を切り開くための鍵となります。 ⑦フィードバックの受け入れと提供

    グループワークは相互評価の場でもあります。自分自身の働きについて他人からフィードバックを受け入れることは、自己成長につながります。また、他のメンバーに対して適切なフィードバックを提供することも、チーム全体の成長に寄与します。 以上の要素を心掛けることで、就労移行支援事業所でのグループワークは大きな学びの場となり、社会と職場への適応を進めるための手段となると思います。

    ラレコルト高松瓦町では今週クラフトのグループワークを行い「水でくっつくビーズ」で作品作りを行いました。作りたい作品をネットで検索しビーズの色を確認しながら行いました。利用者さん同士でコミュニケーションをとり楽しく行えました。